水谷健吾のショートショート書庫

水谷健吾の創作作品を載せているブログです。主にショートショートを更新していきます。
漫画「食糧人類」原案
comico公式ノベル連載中

「自分の作品で収入を得るための方法は「小説で生計を立てるまで@水谷健吾」で発信中!

「ハンター免許」「ついにハンター免許1級を取ったんだってな?」都内にあるBARにて、俺は友人と酒を飲んでいた。「あぁ。大変だったよ。なにせ今やハンター免許がなければ何も狩ることができないからな」シェアフである俺は苦笑しながら答える。 「みたいだな。食に関わる ...

「悪の拒絶」「どうしても協力してくれないかね?」暗い部屋の中、上司が声を潜めながら俺に尋ねる。「申し訳ありません。やはり私は、決済書の改ざんには協力しかねます」「そうか。やはり君は正義感が強い。変なことに誘って悪かったな、忘れてくれ」俺は頭を下げて部屋を ...

「祝辞人間」部屋の扉がノックされる音で目を覚ました。都内にある一人暮らしの部屋。誰かが訪ねてくる予定はないはずだが。扉を開くと、礼儀正しくピンと背を伸ばしたスーツの男がそこには立っている。「祝辞です」彼は滑舌の良い声で俺に話しかけてくる。「あぁ、電報ね。 ...

「モラトリアムなゾンビ」都内にある大学の講義室。そこに二人の「人間に近い何か」がいた。彼らはゾンビであり、モラトリアムの時期を満喫している。「あいつは?」一人のゾンビが口を開く。マイクという名前だ。「遅れるって」もう一人のゾンビが答える。彼はジョンと呼ば ...

「鬼ごっこ」小学校のころ。友人のAくんの家で遊ぶ時は、彼のお父さんも一緒に遊んでくれた。普通のサラリーマンではない仕事についていたために、時間的な余裕があったらしい。ある日の学校帰り。Aくんに「今日も家においでよ」と誘われた。「今日はさ、僕のパパと鬼ごっこ ...

「出会いの古本屋」経済学の神が二人いた。彼らはこの国の経済を盛り上げるため、人間の生活を見守り、時に手助けしているのだ。彼らがいるのは街中の本屋。一つの本棚の前の、左側に女性が、右側に男性がいる。どうやら彼らが探している本は同じものらしい。やがて徐々に近 ...

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